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旅行で来たはずの小豆島に一目ぼれで「住みたい!」って
清水康佑さん、美月さん:土庄町在住・2020年移住・30代
旅行で来たはずの小豆島に一目ぼれで「住みたい!」って
旅行で何度か訪問していた両親から「小豆島良いところよ」と聞いていて、「いつか行ってみたいな」と思っていました。
2019年の9月に初訪問し、旅行で来たつもりの小豆島に「住みたい!」ってなりました(笑)。ちょうど妻は設計士として独立していたことや、僕自身も独立を考えているタイミングだったことと、場所を選ばずリモートワークが可能だったことも後押しになったと思います。
住まい探し
2人とも設計士ということもあって、旅行先でも物件を見て回ったりしていたんです。小豆島訪問の際もネットで空き家バンクを見て、「この物件見てみようよ。」という感じで大体の住所と写真を頼りに歩いて探し回ったりして、暮らしや住まい方を想像したりしていました。その延長で実際の家探しもした感じです。僕たちは「海が見える」「浄化槽がある」という大きく2つの条件で探しました。その中で何軒か見せてもらって今の家にたどり着きました。家が決まったのは、初めて小豆島を訪れてから1年も経っていませんでした(笑)。
遊んでいるように仕事ができる
小豆島のいいところを挙げるとたくさんあるんですが、生活の中に溶け込む海を眺めながら「遊んでいるように仕事ができる」ことでしょうか。のんびりした中で気持ち穏やかに仕事ができます。近所の方から新鮮な魚や野菜をいただいたり、犬を散歩させていたら声をかけてもらったり、気にかけてもらえるのもすごくありがたいです。また、小豆島は島なので不便と思われるかもしれませんが、スーパーやドラッグストア、ホームセンター、コンビニなどもあり便利な田舎です。今は仕事の半分を元々居た関西からもらっていて時々関西にも行くんですが、フェリーで岡山県の日生港について、そこから電車に乗って関西にも島から4時間くらいで行けるのでとても便利です。僕たちにとって島の生活は、飲み屋さんが多いとかより幸福度が高い生活です。
移住者がもっと増えたらいいな
こちらに来るまでは「島ってコミュニティが狭いから排他的だったりするのかな?」と多少の不安はありました。でも実際来てみると、皆さんめっちゃ温かくて。年配の方も若い方もみんなよくしてくれます。そういう環境の中にいると「自分たちも何か地域のためにしたいな」という思いが湧いてきて「空き家を持っている人の力になりたいし、空き家問題の助けになれるような存在になりたい。」という気持ちも強くなってきました。親身になって話を聞いてくれる行政の方もいますし、迷っている方は一歩を踏み出してほしいです。住民の方も移住者もみんながウインウインになり幸せになれるといいなと思います。