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持ち家を売ってまで小豆島移住を決意した下田さんの移住物語
下田 愛さん:小豆島町在住・2016年移住・40代
夢だった「離島暮らし」を叶えに、北海道から小豆島へ
出身は北海道、移住する直前は北広島市というところで歯科衛生士として働いていました。お気に入りの持ち家も建て、安定した生活を送っていたんですが、離島暮らしへの憧れと、旅行で訪れた沖縄県の座間味島の雰囲気に感動して…
その時、「こんな場所で暮らしたい」という思いが一層強まり、離島暮らしに向けての準備がスタートしました。
座間見島はもちろん、長崎県の福江島も候補の一つだったんですが、自然災害や島の規模感(教育機関/ 利便性)などを考慮すると、小豆島がベストでした!
移住は引っ越しの延長線上にある
元々、移住というよりは引っ越しするくらいの気持ちだったので、何とかなるだろうと思っていました。住居は、運よく空き物件(賃貸)の情報をいただき、とても良さそうだったので即決しました。仕事も、私自身が歯科衛生士の免許を持っていたので、島内のどこかでは働けるだろうと思っていましたね。
唯一不安だった点をあげるとすれば、子どものケアですね。移住の話をした日は、「絶対嫌だ!」と泣いていたのですが、翌日には「やっぱり行ってみようかな」という言葉に変わり(笑)家族みんなでの移住が実現しました。
お金に関しても、北海道の持ち家を売って引っ越したこともあってそんなに不安じゃなかったですね。思い入れのある持ち家だったので、売却しての移住には迷いもあったものの、離島暮らしにかける思いが勝りました。
小豆島暮らしの満足度は150点越え!
とにかく大満足です!
元々”引っ越し”と思って移住したので、特別な期待を抱いていたわけではなかったのですが、とにかく四季折々の美しい自然や、島民との距離感のバランスに大満足してます!元々、島の雰囲気に魅せられて移住を決意したので、小豆島の”どこへ行っても顔なじみが声をかけてくれる温かさ”が心地よいですね。
現在は島の当事者に
移住後しばらくは専業主婦となり、その後北海道時代の経験を活かしてスープカレー屋さんをオープンしました。お店は、今後の生活を考えたときに2019年に一旦閉じたのですが、現在はその時の繋がりを活かして島内の広告制作会社の営業職として働いています。具体的には、小豆島を象徴するマスコットのPRや島内の事業主の看板やTシャツ、販促物などを手がけています。
自分がとても気に入っている小豆島という場所を、外部に発信する仕事に携わることができてとても楽しく、やりがいを感じていますね。
とはいえ、小豆島は閑散期と繁忙期の差が激しいので、今後はその差分を埋めるためのPRやまだ伝わり切っていない小豆島の魅力を外部に伝えていきたいと考えています。
おわりに
安定した生活を手放し、憧れだった離島暮らしを実現する中で自分らしい生き方を見つけた下田さん。仕事や生活の変化を柔軟に受け入れ、島内の仲間と一緒に挑戦を楽しむ。
そんな小豆島での生活が、下田さんにとって理想の生き方なのかもしれません。