満濃池周辺はイベント空間

　香川県の南西部にあり、南側の讃岐山脈には標高１，０００メートルを超える竜王山、大川山などが連なります。ここを源流とする一級河川「土器川」が南北に流れています。中央部には弘法大師によって修築されたといわれる日本一の灌がい用ため池「満濃池」があります。この満濃池を水源とした豊かな田園地帯が町の北側に広がります。この満濃池を挟んで東側に「国営讃岐まんのう公園」、西側には県営満濃池森林公園があり、森と水のせせらぎに包まれたまちです。町西部には日本で最初に飛行原理を着想した二宮忠八を記念する飛行公園と飛行館があります。面積は約１９４平方キロ、人口は約1万6千人。平成１８年に琴南町、満濃町、仲南町の３町が合併して誕生しました。

　町のシンボルは何と言っても満濃池。讃岐山脈から町を南北に県内唯一の一級河川・土器川が流れており、この豊かな水と緑が町の魅力です。県境の三頭トンネル（２，６４８メートル）に近い「道の駅ことなみ」は温泉施設付き。大川山（標高１，０４２．９メートル）の山頂近くには２０１４年、町が「まんのう天文台」を開設しました。近くに県営・町営キャンプ場もあり「星のあるまちづくり」が狙いです。国営讃岐まんのう公園は総面積３５０ヘクタールという広さに自然生態園や体験ゾーン、オートキャンプ場などがあり毎年入園者は５０万人を超えています。恒例のイベントは、田植え前に行われる満濃池のゆる抜き（６月）、「ひまわりまつり」（７月）、中四国で最大規模の野外音楽イベント「MONSTER baSH（モンスターバッシュ）」（８月）、「まんのう公園のイルミネーション」（１１月～１月）など。

　新しい町の魅力・活力アップのため、定住支援に積極的です。町内で住宅を取得する満４０歳以下の若者に、最大１５０万円を補助する「若者住宅取得補助金」があります（交付には条件があります）。高松市内へ車、電車等で約５０分、高松空港には約４０分、高速道路も善通寺ＩＣまで２０分で行ける便利さがあり「老後を人生設計に､魅力的なまんのうを」と売り込み中。子育て支援では出産祝い金として第１子、第２子に５万円、第３子以降は１０万円が支給されます。また高校や大学等への奨学金貸与制度も設けるなどライフステージに応じた支援策があります。